アクセル・ワールド -蜜欲の探求者-

この小説は18禁です。
18才未満の方、または性描写が苦手な方はスクロールせずに退避してください。
またこの作品は二次創作であるため、原作者やメーカーとは一切関係ありません。
本編とは食い違う内容、設定が含まれる場合があります。
また本編のネタバレを含む可能性があります。ご注意ください。

ちなみにこのお話は原作13巻前後を想定しています。文化祭前あたりですかね。メイさんとかあきらさんって誰よって方は原作買おう。


この作品は18禁です。あなたの年齢は18才以上ですか?

はいいいえ

















































この作品には性描写が含まれます。それでも閲覧しますか?

はいいいえ

















































……後悔しませんね?

はいいいえ

















































プロローグ

 事の発端はチユリがフルダイブ型オンライン格闘ゲーム、《ブレイン・バースト》の練習をしたいと言い出したことから始まった。
 ハルユキはせっかくなので、レギオンメンバー全員で練習しようと提案したのだが、チユリの彼氏であるタクムは自身が所属する剣道部から用事を受けたとのことで、辞退。レギオンのマスターである黒雪姫も生徒会の仕事が残っているという話で、チユリが姉のように慕っている楓子も高校生であるため授業の関係で出られず、謡も用事があるらしく、まだレギオンに参加したばかりのあきらも誘うのには抵抗があり、結果、ハルユキはチユリを単身自宅に呼ぶことになったのだった。
 思えば、そのことが既に事件の始まりであったのだが、当然このときのハルユキはまだ気づく訳もなかった。

 試したかったことは一通り試し終わったらしく、チユリが「バースト・アウト」と言って現実空間へ戻ってくると、そこにはいつも通りのハルユキの家のリビングが広がっていた。
 そのまましばらくハルユキが呆けていると、チユリは思い出したようにガタンと立ち上がった。
 何事かと思ってその顔を覗き込んでいると、意を決したように頷いてから、こう言った。
「……ト、トイレ借りるね」
 がっくりと滑り落ち、ハルユキは苦笑を浮かべつつ「どうぞ」と返事をした。
 練習をしたい、と言い出してからのチユリは何事か思い悩んでいるのではないかと思い、レギオンメンバー招集を提案したハルユキなだけに、肩透かしを食らった気分だったのだが、まさかそれが本命だったなどとはこのときのハルユキは夢にも思っていなかった。

 遅いな、まさか大のほうだったのかな、と邪推しつつ廊下へ顔を出し、きょろきょろと探索スキルを発動させるハルユキだったが、そこで異様な光景を目の当たりにした。
 ――あれ……? トイレの明かりが付いてない……?
 トイレに居ないとすれば、チユリは何処に行ったのか。答えはすぐに判明した。
 トイレの僅か向こう、ハルユキの部屋の扉が開いていたのだ。……明かりは点いていなかったが。
 ニューロリンカーによるセキュリティーは非常に頑強なものなので、本来アクセスキーがなければ部屋の一つにも入ることは出来ない。赤の王ニコのようにインスタントキーを改造してマスターキーにしてしまうような暴挙に出ない限りは、そのプロテクトは限りなく強固である。だがしかし、もちろん例外というものは何処にでも存在する。
 例えば、初めから開いていた場合だ。
 この場合は、鍵そのものが締まっていなかったことになるので、つまり誰にでも入ることが出来てしまう。
 そして恐る恐る自室を覗き込んだハルユキは、驚愕に顔を歪ませることになる。
 チユリが棚に顔を突っ込んでいたのだ。部屋の入り口から見ると、彼女の履くミニスカートから白くしなやかな太腿が宵闇に照らし出されていて、そのなんとも扇情的な光景にハルユキは、ご、ごくん……と喉を鳴らしてしまう。
 だが、そんな気分はコンマ一秒で吹き飛んでしまう。チユリが漁っているその棚の奥には決して見られてはならないものが隠してあるのだ。
「な、なにやってんだよ、チユ!」
 その声でようやくハルユキが部屋にいることを察したらしく、チユリは棚から顔を引っこ抜こうとして、しかし慌てすぎていたために上部に頭をぶつけた。
「あうっ!」
 そしてその拍子に棚の中身がなだれを起こし、チユリはそれに押し潰されてしまった。
「に、にゃあああああ!」
 ドタドタ、ゴロゴロ……!
 大量の本やニューロリンカー用ソフトパッケージの空箱にのし掛かられてスタン状態のチユリに、追い打ちを掛けるように、ハルユキは仁王立ちで待ち構える。
「あいてて……、ハ、ハル……? えっと、ど、どうかした……の?」
 なおもしらばっくれようとしている、チユリにハルユキは最後通告を告げる。
「何か言い残したことはあるか? ……チユ」
 絶対零度の黒雪スマイルには適わないが、ハルユキなりにかなり冷たい微笑で距離を詰める。謂わば冷製ハルユキスマイルだ。
 普段のハルユキの顔と比べればその温度差はそれなりに大きく、チユリも一気に表情を曇らせ、ことの深刻さを理解し始めたようだった。
「そうだよね……。黙ってこんなことすれば怒るのは当然だよね……。お願い。もうしないって約束するし、見つけた物は他言しない。だから……えっと、その……」
 正直なところ、ハルユキはそれほど怒ってはいなかった。だから竦み上がるように声を細めるチユリに、ハルユキはどうしたらいいのか分からなくなっていた。
 チユリのお願いというのはかなり言いにくいことらしく、少しずつ話す言葉を整理し、なんとか概要を掴むのだった。

 タクムとチユリは付き合い始めてそこそこに長い。だが、チユリによると最近《先》へ進んでいないのだという。実際二人の中が何処まで進行していて何処で頭打ちとなっているのかは分からないし、分かりたくもないハルユキだったが、そこには目を瞑ることにした。そしてチユリは周りの友達が《先》へ発展したとの話を聞いて焦っているらしいのだ。そこでハルユキが持っているであろう十八禁指定のとあるゲームを使うことで事前に準備をしておきたいらしい。
 そして恐るべきことにハルユキの持つそのゲームはフルダイブ型の体感ゲームだ。相手は数十年前に廃れてしまった二次元の女の子などではなく、用意された3Dキャラクターか、あるいは……、実在の人間のアバターである。
 とどのつまり、それはこういうことになる。
「あたしと……しよ?」
「はぁッ!?」

Round:01-1

「ダイレクト・リンク」
 掛け声と共に二人が舞い降りたのはゲームの中に設定された仮想フィールドだ。
 そしてそのゲームとは、アバター同士での触れ合いを可能とする体感ゲームである。
 そもそもそういった密な触れ合いが可能なゲームは、十八才未満ではプレイできないようになっている。通常ルートで市販されているゲームならばニューロリンカーによるアクセス制限が掛かり、ハルユキには購入もできないしインストールも不可能だ。ただし何事にも裏というものは存在する。海外のサイトへアクセスすればセキュリティの低いサイトなどごまんとあるうえ、十八才未満へ公開できるように脱法的に公開されているソフトも少なくはない。
 ハルユキが持っているこのソフトも不具合として痛覚や触覚、そして《そういった行為》すらもたまたま可能となってしまっているだけの普通の体感ゲーム扱いとなっている訳だ。
 そしてそこに構築される仮想フィールドセットもたまたまベッドルームがメインで構成されていて、それ以外でも屋外やキッチン、学校など特殊なシチュエーションも数多くプリインストールされているのだがそれも偶然の産物なのである。
 そういった不具合、シチュエーションの偏りも今後修復される予定となっている。不具合のほうは修正される兆しは一向にないのだが、フィールドセットやコスチュームセットのほうは結構な頻度で更新がされている。
 きっといつかは不具合のほうも解消されるのだろう。それがいつになるかは分からないが。
「う、うわぁ……。あからさまなベッドねー。なんか形がまあるいんだけど……」
 円形のベッドを指さして、チユリは苦笑を浮かべていた。
「しかも、すっごい弾むんだぞ」
「……試したのね?」
「……な、なんのこと……?」
 冷や汗を掻きつつ後退するハルユキをチユリがジト目で睨んでいた。
「な~んか手慣れてるし、黒雪姫先輩とはさすがにまだなんでしょうけど、3Dのキャラクターとはしたんでしょ?」
「……何をでしょう?」
 はぐらかそうとするハルユキだったが、その言葉を真似するようにチユリはニヤニヤと口元に笑みを浮かべつつこう言うのだった。
「……《ナニ》をでしょう?」
 その指摘には、ハルユキも引きつった笑みを浮かべることしか出来なかった。
 そんな硬直もすぐに破り、チユリはおもむろに上着を脱ぎ始めた。
 ここは仮想空間とはいえ、アバターは普段のチユリそのままだ。このゲームでは新規でアバターを作り直してログインすることが出来る。普段動物型のアバターなどを使っている人間のための救済措置だ。触れ合いそのものには特に影響があるわけではないのだが、このゲームでは何故かアバターの作り直しが推奨されている。特定の行為に及ぶ際には重要な設定ではあるが、このゲームでは大変重要な設定であるらしい。
 そしてチユリが持ち上げた上着の下から、白い背中が垣間見える。仮想空間とはいえ、そのきめ細やかな素肌は現実そっくりに再現されている。陸上部では日に焼けようがない健康的な白い肌が、あどけない少女の表面をくまなく覆っているのだ。
「ちょ、チ、チユ……!」
 さすがに見知った人間のあられもない姿というのは、緊張が走る。ましてやチユリは幼馴染とはいえ普通に可愛いので、ハルユキはどぎまぎして止めに入る。
「そ、そんなに慌てなくてもいいじゃない! どうせ仮想空間なんだし。……ったく、ハルがあんまり慌てるもんだからこっちまで緊張しちゃう……」
「ご、ごめん……」
 現実空間ならばここまで素直に謝れなかったかもしれないが、仮想空間だからか、ハルユキは素直に頭を下げられた。
「……いいよ」
 チユリはそれに軽く頷いてみせ、首に掛かった状態だった上着を、ずぼっと脱いでしまう。
 そこには上の下着のみを身につけたチユリの姿があった。
 陸上部というだけあって、無駄な脂肪のない綺麗な上半身が晒されていた。体操着焼けしたしなやかな手と真っ白なままの胴体が健康的な美しさを引き出していた。そして、顔は少し上気していて、手、胴、顔がそれぞれ絶妙な色合いとなってその肢体を彩っていた。
 目を離さなきゃ、とハルユキの理性は告げていたが、ついにはそれを果たすことは出来なかった。
 ドクドク、と吐き気がするくらいに高鳴る鼓動が、ハルユキの身体を金縛りの如く締め付けていた。
「……やっぱり、なんか……恥ずかしいね。あたしも人のこと言えないや……」
 チユリはばつが悪そうに照れ笑いを浮かべる。
 その仕草は妙に艶っぽくて、色っぽくて、ハルユキは本能に突き動かされるように足を踏み出してしまう。
 そして、
「きゃッ!」
「うわッ!」
 ベッドに足が引っ掛かりもつれ合うようにして倒れ込んでしまう。
「いつつ……」
 痛みに顔を歪めつつ、目を開けると、ハルユキの眼前にはとんでもない光景が広がっていた。
 上半身に下着のみを身につけたチユリをベッドに押し倒すようにして、ハルユキは倒れ込んでいたのだ。
 何度目かの思考停止をしていると、チユリがふっと笑みをこぼしていた。
 疑問に思うハルユキに、チユリは思い出すように告げるのだった。
「あの時も、こんな体勢だったよね……」
 あの時、それはハルユキにもすぐに思い出せた。
 ――あの時……、チユリと初めて直結したとき……。
「そうだな……。もう随分と昔のことみたいだけど……」
 あの時もこんな体勢で直結していたのだ。だが、現状はそれとは大いに違う。
 服装はほぼ裸になっているし、今は直結するために近づいているというわけでもない。
「いいのか……?」
 少し神妙になってハルユキが訊ねると、チユリは小さく、こくんと頷いた。
「……大丈夫。ハルになら、いいよ……。何されても、平気だから……」
 そうは言っても……、とハルユキは緊張が解けない。
 チユリはタクムと付き合っているのだ。それなのに仮想空間とはいえ、《そういう行為》に及んでしまうには抵抗がある。
 しかし同時に、迷ってもいた。
 これ以上近づいてはまずい、と思いつつも、もっと先を望んでいる醜い衝動が顔を覗かせていたのだ。
 今はなんとか理性を保ってはいるが、いつその堤防が決壊してしまわないとも限らない。というよりももはや破堤寸前の状態なのだ。
 ここから先は僅かな選択肢の失敗も許されない。ハルユキは深く息を吸い込んで、決意を新たにした。
 が、その決意も一瞬で崩れる。
 チユリの腕がハルユキの太い身体を絡め取ったからだ。
「えっ……?」
 と言ったときにはもう、『時、既に遅し』だ。
 チユリの頭頂部がハルユキの眼前にあった。揺らめく髪が優しい芳香を漂わせる。シャンプーの匂いだろうか、と思ってここは仮想世界だぞ、と思い直す。
 チユリの匂いまで再現しているのか、元々アバターがそういう仕様となっているのかは分からないが、その匂いが最後の堤防を崩してしまった。
「チユ……! チユッ!」
 ハルユキはもう、言葉すら浮かばなかった。衝動のままに、思うがままに、その小さな肢体を抱き寄せていた。
 その身体は、思いの外、小さかった。いつも見ていた姿はこんなものだっただろうか、などと考えてしまう。
 しかし実際は背丈だけを見ればハルユキのほうが低いのだ。小さく感じてしまうのは、彼女が萎縮しているからか、それとも腕の中で丸くなっているからなのか。
「ハル……! ……すごい。ハルの匂いがいっぱい……」
 チユリはそんなことを言って、嬉しそうに身をよじる。
 その姿が愛らしくて愛おしくて、ハルユキは更に腕に力が入ってしまう。壊れてしまいそうな細い身体を相手に、ハルユキは手加減が出来なかった。
 相当に痛がってもおかしくない筈なのだが、しかしチユリは尚も顔に満面の笑みを浮かべている。
「……もっと。もっとぎゅってして」
「チユッ!!」
 そうして抱きしめはするものの、衝動がそれだけでは収まりきらなかった。ハルユキの中に渦巻く欲望は留まることを知らず、その先を欲していた。
「チユ……」
 ハルユキが名を呼び、その幼馴染の顔を見つめていると、チユリは、「うん……」と頷いて目を閉じていた。
 閉じられた目蓋を見ると長いまつげが生えていた。ハルユキにとって見慣れていない女性らしいパーツのひとつを見ていると、またも何らかのパラメータが上昇を続けていた。もうとっくに限界値を超えているというのに、カウンターストップを遙かに上回る修正値が上乗せされ、ハルユキは胸が締め付けられるような気がした。
 そして視線をずらすと、そこには小さな唇があった。白い柔肌の上に花弁を散らしたような色合いの、ぷっくりと膨らんだ柔らかそうな赤い口唇。
 触れたい。その唇に触れたい。そんな衝動がハルユキの身体をピリピリと痺れさせる。理性が吹っ飛び、意識は目の前のチユリにだけ向かっている。
 チユリに触れたい。もっと触れたい。その温もりを感じたい。その存在を感じたい。その感触を味わいたい。可能なら一千倍に感覚を加速させて、永遠に近い時間をその触れ合いに費やしたいと思う。
 だけどその距離は狂おしいほどに遠く、その一瞬は狂おしいほどに長く、いつまでたってもその感触には辿り着けない。
 僅かな距離が遠かった。
 身体は普通に動かしているし、チユリもずっと待ち侘びている。なのに、時間だけがいつまで経っても進んでくれない。
 その唇への過程が、狂おしいほどに遠い。
 遠ざけているのは、感覚神経だ。
 異様な興奮がその時間を止めてしまったかのように、身体は石のように重い。
 いつか聞いた話だ。
 時間感覚は心臓の鼓動が決定している。
 つまり、心臓が異様に早く動いていれば時間感覚は遅く感じ、普段の何倍もの時間を掛けているかのように錯覚する、と。
 《加速世界》と同じだ。オーバークロックしている。
 こんなにも、愛しい。こんなにも、欲している。
 ――チユ! ああ、チユッ!!
 永遠に続くかのような過程を幾度繰り返し、脳内で何度もチユリの名前を呼んだ。
 息が掛かる。チユリの吐いた息がハルユキの口に当たる。
 その圧倒的なリアリティは、ハルユキにここが仮想空間であるという前提をまるごと吹っ飛ばした。
 チユリがそこにいる。
 仮想でも何でもなく、すぐそこに、まさしく今ここにチユリがいるのだ。
 その温かくてやはり良い匂いのする息に数度触れ、ついにその距離がゼロになった。
 唇で触れたチユリは、柔らかくて、温かくて、気持ちが良かった。
 ハルユキは唇に全神経を集中した。
 押し込んだ分、跳ね返されるような弾力が返ってくる。
 作られた3Dキャラクターなど、本当におもちゃでしかなかった。
 返ってくる感触がまるで違う。相手が生き物であるというだけで、全くの別物だった。
 もっと触れていたい。そんな感覚がハルユキを支配していたが、ふと湧いた想いがあって、ハルユキは唇を離す。
 すると、名残惜しそうにハルユキを見つめるチユリの姿があった。
 顔を真っ赤に染め、熱っぽい視線を宙に彷徨わせているその姿はなんとも扇情的で、ハルユキは自分の身体の芯を駆け抜ける欲望が膨れあがるのを感じていた。
「チユ……、もっとッ……良い……?」
 チユリは恥ずかしそうに顔を背けながら僅かに頷いた。
 チユリが同意している。
 チユリがこの想いを受け止めてくれるのだ。
 そう思うと、ハルユキは後頭部あたりにズキンと鋭い痛みが走った。それと同時に頭がぼうっとしていく。
 二度目のキスをする。
 触れ合う熱量が脳を蕩かせてゆく。
 熱い息が鼻から漏れた。
 しかしチユリは抵抗しようとはしない。ハルユキの蛮行を受け止めてくれている。
 ――もっと、いいのかな……?
 ハルユキは、ただのキスでは物足りなくなっていた。
 もっと先に至りたかった。
 唇を擦りつけ、念入りに味わうように、蹂躙した。
 ――こんな凄いこと、しても大丈夫なのかな……?
 自分でしておいて、そんなふうに考えるのは些かおかしな話ではあったが、それでもチユリは受け入れている。
 それどころか。
 ハルユキの背中に回していた腕に力が加えられていた。
 そして、チユリの唇も、ハルユキを味わうかのように、這い始めたのだ。
 その瞬間、ハルユキは背筋がぞくりと震えた。
 ――こんなの、ただ唇を重ねてるだけだってのに……。なのに、どうして……。こんなに……。
 ボルテージは既にマックスになっていたはずだった。なのにそれは更に加速を続けている。
 ハルユキの思考回路を溶かしてゆく。
 二人は水音を立てながら唇を貪り合っていた。
 狂ったように相手を求め続けていた。



to be continued...

あとがき

◆プロローグ
どういう設定か、というようなお話。
一応、アクセル・ワールドの地の文章を真似てるつもりです。

◆Round:01-1
エロイの書きたいぜー!
というテンションのみでやってみたものです。
プロローグと同時に書いてたものです。が、投稿にはちょっと時間を頂きました。
理由は、一話完結を目指していたものの、ちっとも先が書けそうになかったからです。
十八禁とか書いておきながらそういうシーンが一切ないのはさすがにどーよ! と思ったので、途中までですが晒すことに決めました。

書いてて思ったのは、エロは難しい、ということ。

思った以上にセンスがなかったです。
リビドーも湧き出なかったです。自分自身にガッカリでした。

いつか続きを書くかもしれませんが――というか個人的には是非とも書きたいのですが――期待はしないでください。

一応……。
予定としては、ここから他のヒロインともあんなことやこんなことをしまくる……。というつもりでした。
暇なかたは夢想してみてください。あるいは催促のメールをいっぱいください。
そしたらやる……、と思う。



to be continued...